今や海外は近いものとなった。昔は、鑑真のように失明になってまで長い船旅をしないといけなかったり、アメリカをインドと思い込んだコロンブスように目的地を勘違いする結果になったりと外国へ行くということは非常に大変なことであった。
…とまあ冗談はさておき、近いとは手段的な意味だけでなく、料金的な意味も含めてである。現在は、LCC*の台頭により非常に安価に海外旅行をすることができるのだ。
LCCとは・・・
「Low Cost Carrier」の頭文字からとったもので、従来の航空会社で行われていたサービスを簡素化、運営の効率化、運行費用の徹底した削減等を行い、低価格の運賃で運航サービスを提供する格安航空会社のこと。
ちょっと前までは馴染みのない言葉だったが、日本へ乗り入れるLCCが年々増え、テレビなどのメディアでも取り上げられたりして、かなりLCCという言葉や航空会社の形態は広く認知されてきていると言える。
人気の観光都市のひとつである上海で実際に試してみよう。
私は福岡に住んでいるので、福岡ー上海間の航空券を探すことになるが、某旅行会社だと最安値でも5,6万円からとなる。
そこでだ、佐賀と上海間には春秋航空という中国のLCCが就航している。(2014年12月21日現在、春秋航空は上海と大阪、茨城、香川、佐賀に就航している。)
このことを知っていると、
なんと燃油サーチャージ込み全部で23,050円で上海に行って帰ってこれるのだ。
このように、その国に就航しているLCCを知っているとお得に海外旅行をすることができる。
しかし、その国にどのLCCが就航しているかひとつひとつ調べて料金を比較するのは非常に手間がかかる。そんな煩わしさを解消してくれるサイトがある。それを使えばその国に就航している航空会社を探して最も安い料金の航空券を簡単に見つけてくれるのだ。
それはスカイスキャナー というサイトだ。
実践してみたほうが早いので、大学生の卒業旅行シーズンの3月で試してみよう。
わたしは福岡在住なので出発地を福岡にする。
マカオに行って世界遺産を見ながらマックを食べたいなら、目的地をマカオにして検索してみよう。
すると、色んな航空会社の航空券が安い順に出る。
なんと福岡-マカオの往復航空券の最安値は34,388円からある。もちろん燃油サーチャージ代込みの値段だ。
フィレオフィッシュ@マカオ
他の国でも試してみよう。
香港に行って世界三大夜景を見ながらマックを食べたいのであれば、目的地を香港で検索。
34,854円で香港に行って帰ってこれる。約240ドルで百万ドルの夜景を観ることができるのだ。
マックシェイク@香港
このスカイスキャナー を応用すると、遠い国に行く場合も格安で行くことができる。
例えば、「死ぬまでに一度はピラミッドを見てみたい!」という方もいるかもしれない。
ここでエジプト行きをを探すことになるが、旅行会社で予約しようと思うと、数十万円と結構高額である。
また、スカイスキャナー でいきなり福岡-エジプト間で検索しても114,474円と少々高い。
そこで、まず福岡-ドバイ間を検索する。
次にドバイ-エジプト間を検索する。
自分が行ったときはドバイ-エジプト間は3万円弱だったが、この方法だと合計89,322円でエジプトに行って帰ってこれるのだ。しかも、ドバイからエジプトに出発する便を何日か遅らせれば、ドバイも観光できるので、まさに一石二鳥だと思う。
遠い国であれば経由する国を出発国と目的国の間の位置、且つ自分が興味のある国に設定してみるといい。
試すだけならいくらでもできるので、色んな国で実際に検索してもっと安く行ける国やルートを見つけてほしい。
航空券を予約したあとはホテルを予約することになるのだが、海外のホテルを予約するなら、agodaというサイトがかなりおすすめである。
その国のホテルをエリア別、グレード別などで検索でき、なおかつ数十パーセントOFFの料金で泊まることができるからだ。
安く賢い海外旅行したい際は、ぜひどちらとも活用してみて欲しい。
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